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麗／花器／桐箱

¥11,000 税込

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麗（うらら）　「花の持つ多様な美しさと重なり合う。」

添える花により、その印象は、木漏れ日のおしとやかさを纏い、暖かく穏やかな陽射しが輝く麗らかさにもなり得る。それは、花と器が織りなす、ひとときの情景。

無機質な硝子なのに、有機質な温かみが共存するのは、天然素材「膠（にかわ）」が描く結霜模様の、決して同じものが二つとない生命力と、職人の手仕事が吹き込む繊細な魂が宿るからに他なりません。

光を宿し、きらめくその表情は、まるでガラスの肌に薄く霜が降りたかのよう。
そして、その白く柔らかな輝きが、草花をそっと抱きしめ、その命の美しさを静かに際立たせます。

花は、生命の輝き。
器は、その輝きを永遠に留める「生命のよりどころ」。

「麗 urara」は、季節の移ろいとともに、日々の暮らしに、花が持つ純粋な美しさと、そっと息づく、あなたらしい静寂に満ちた豊かな時間を重ね合わせてくれるでしょう。

サイズ：51mm×H145mm　専用桐箱入り　¥11,000_

産地　：静岡県
サイズ：77mm×H118mm　180ml
素材　：ガラス
箱　　：桐箱

＜ご使用上の注意点＞
・こちらの作品は、作家の手作りによる一点ものです。決して同じ模様を描くことが出来ない結霜加工は、すべて一点物となります。写真の模様は一例です。どんな結霜柄がお手元に届くか想像しながらお待ちいただけますと幸いです。

・食器洗浄機、電子レンジ、オーブン、直火ではお使いいただけません。

・こちらの価格には消費税が含まれています。

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「百年先へ伝えたい、静寂の器」

大正時代、「奇跡の硝子」と讃えられた結霜加工。ほんの一瞬、霜が降りるように浮かび
上がる模様は、ガラスと自然の対話の中でしか生まれない、儚くも美しい造形。

一筆ごとに神経を研ぎ澄まし、天然素材「膠（にかわ）」を幾度も塗り重ね、静かに剥がれ
やがて模様が立ち上がる。
温度と湿度に耳を澄ませ、ひとつとして同じ模様を描くことができない繊細な工程。

いまでは、この技法を知る職人さえ、ほんのわずかとなってしまいました。
このグラスに映るのは、忘れかけていた、日本の美と手仕事の記憶です。

静寂を映すこの器が、百年先も、誰かのそばで息づいていますように。

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